20万人の学生が選ぶ!働きたい企業50社

BACCS(バックス)

Airitech株式会社

学生が選んだ理由 編集部レポート

システムトラブルのファイヤーファイター

苦労して組んだシステムが動かない、これはプログラマやエンジニアにとって悪夢である。納期は直前に迫り絶体絶命のピンチ、そんな時に登場するのがAiritech株式会社のトラブルシューターである。問題を検証し、原因を究明、そして解決まで導く。日本では希少なサービスを提供するAiritechは2017年の設立以来、システムトラブルの救世主として業績を伸ばしている。そんな彼らの仕事と、始動したばかりの新サービス・プロセスマイニングについて聞く。

Airitech株式会社 写真

Airitech株式会社
所在地 東京都港区麻布台2-4-5 メソニック39MTビル6F
設立 2017年5月
資本金 2,230万円
事業内容 システムコンサルティング 、システム開発・支援
企業URL https://www.airitech.co.jp/
採用情報 https://www.airitech.co.jp/recruit/
代表者 山﨑 政憲

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。

INTERVIEW

テクニカルコンサルタント 西村桂之 阿掛優平

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人を助け、感謝されることが喜び
スペシャリストが集まってチームでトラブルに対処

システムトラブルシューターをほかの仕事に例えるなら、消防士やドクターです。「動かないで困った」と連絡が来たら現場に駆け付けます。到着したら、まず検証。トラブルにはプログラムだけでなく、ハード、OS、配線など無数の原因があります。そういったものを一つひとつチェックして、トラブル解決に導きます。医者でも最初から手術をしないように、我々もエビデンスに基いて原因を潰しトラブルを絞り込んでいきます。
トラブルシュートはそれぞれ得意分野を活かして、チームとしてあたります。それでも難しい課題は常に発生してくるので、躊躇することもあると思います。その時は背中を押してあげるし、クリアできたときには社員全員でその喜びを共有しています。そうしたフィードバックがあると相乗効果がどんどん生まれてきますし、一丸となってプロジェクトに取り組めるようになるんです。

システムから企業全体のトラブルシューターへ

新規事業としてプロセスマイニングというものをスタートさせました。これはAIやビッグデータを用いた欧米発の事業改善で、企業の生産性向上に用いるものです。企業活動全体に及ぶ膨大なデータを可視化・測定して、問題点を洗い出し、スペシャリストが解決する。これはシステムのトラブルシュートと全く同じ哲学で、我々が取り組んできたシステムの測定手法を、企業活動全体に用いることができると思っています。すでにコンサル業界では注目を集めていますが、IT業界から参入するのは弊社が初だと思います。ここからは、その事業に当たる西村さんと阿掛さんにバトンタッチします。

最新のビジネスソリューション「プロセスマイニング」とは

西村「プロセスマイニングはひと言でいうと、業務改善の気づきを与えることです。最も労力がかかるデータの洗い出しと分析をAIが行うので、本来人間が考えるべきところに集中できる、ここが画期的だと思っています」

阿掛「ルフトハンザ航空が数年前からプロセスマイニングを導入して成果を上げています。航空業界のような大きい規模の企業に有効な手法だと思うので、弊社でも航空業界へ導入のテストをしている段階です」

西村「業務にあたってはセロニスというサービスを用いるので、一般的なシステム開発の経験はあったほうがいいですね。あとは問題解決に興味があって、そこにやりがいを感じられる方は向いていると思います」

阿掛「私たちの側からビジネス、経営戦略までアプローチできるのがおもしろいところです。私たちもIT企業ですが、これからのITは言われたものを作るだけではない時代になっていくと思います。そういう意味でとてもいい経験をさせてもらっています」

西村「弊社はプロセスマイニング、トラブルシュート、システム開発などのサービスがつながりを持って相乗効果を生んでいます。新しい事業が多く答えが簡単に見つからないこともしばしばですが、前向きにチャレンジしていきたいですね」

阿掛「プロセスマイニングを始め、弊社はこれから成長していく会社です。一緒に考えて、一緒に会社を作っていける人は大歓迎です」

トラブルシューターはどんな人に向いているのか?

人を助けたいと思える人に向いた職業です。自身で組んだプログラムに喜びを感じるより、困っている人を助けて感謝されることが楽しいと思えるか。これまでもそうですが、弊社では基本的に人柄で人材を選んでいます。努力してスキルを身に着けたいと思う人、それが今までの職歴に映し出されていなかったとしても、努力の足跡はきちんと見ています。環境の問題で力を発揮できなかった人もいると思いますし、スキルの高低ではなく、その歩みが重要だと思っています。そういった人たちへのリベンジじゃないですけど、弊社が再生工場のようになれたらと思っています。その人それぞれの光る部分をなるべく伸ばしていきたいですね。